「社会保険労務士では飯が食えない」
という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
人事・総務の分野では最高峰の資格ですが、「社会保険労務士では食っていけない」という声も聞きます。
今回は、新型コロナウイルスの影響と社会保険労務士の年収・キャリアについて詳しく見ていきましょう。
まず、社会保険労務士は資格取得の難易度が高い割に、その名称はあまり知られていません。
社会保険労務士試験の合格率は約6%で、独学で勉強すると1,000時間の勉強が必要と言われています。
この1,000時間の勉強時間は、時給1,000円のアルバイトをすれば、100万円の価値があると言われています。
社労士の資格を取るには、勉強時間だけを考えても、それだけの「時間=お金」を費やすことになります。
では、社労士の資格を取った後に転職した場合、この100万円を回収できるほど収入が増えるのでしょうか?
社労士は弁護士や税理士に比べると知名度が低く、企業もそこまで優遇してくれないからです。
しかし、知名度が低いからと言って、必要とされていないわけではありません。
独占業務領域を持つ社労士は確実にニーズがあるので、需要がなくなることはないでしょう。
2つ目は、社労士として独立しても、クライアントを集めるのが難しいということです。
しかし、集客が難しいのは、近年の社労士に限ったことではありません。
弁護士や税理士も集客に苦労しているところが多い。
それはどの士業事務所も同じで、しっかりとした経営努力をしなければ成り立たないのです。
社労士試験の合格率は6%程度なので、毎年多くの不合格者が生まれています。
不合格者は、合格できなかった悔しさから「社労士では食べていけない」とインターネットに書き込む傾向があります。
一方、社労士として活躍している人たちは、「生活できる」と言うのは自慢になるので言わないようです。
その結果、「社労士は食えない」という言説が目立つ。
実際、特に近年、社労士の仕事量は大きく増えている。
まず大きなきっかけとなったのは、2015年12月に従業員50人以上の事業所を対象に「ストレスチェック」が義務化されたことです。
ストレスチェックを導入するためには、産業医との面談、従業員への周知、社内規程の作成など、さまざまな実務をこなさなければなりません。
現在、社会保険労務士がストレスチェック導入の実務を請け負っています。
また、新型コロナウイルスの蔓延により、社労士の業務量も増えています。
休職に伴う雇用調整助成金の申請やテレワークに伴う就業規則の改定が社労士の主な仕事です。
社労士の仕事は地味ですが、そのニーズは非常に高いのです。
今後、社労士の需要がなくなることはないといえるでしょう。
社労士になるためには、社労士試験に合格する必要があります。
社労士試験に合格するには、社労士通信講座の受講が一番だと思っていますので、ぜひ受講をご検討ください。
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