いよいよ不動産を購入するための手続きに入ります。
具体的には、不動産会社に対して「不動産購入申込書」という書類を提出します。
この申込書は、物件を購入する意思を売主に示すためのものです。
申込書は、仲介物件の場合は仲介業者がすでに雛形を用意している場合がありますし、売主物件の場合は不動産会社が雛形を準備している場合もあります。
したがって、自分で書類を作成する必要はありません。
ただし、この不動産購入申込書は「売買契約」とは別物であり、あくまで売主に対して「購入したい」という意思表示をするためのものです。
そのため、提出後でも購入をキャンセルすることができます。
新築マンションの場合には、不動産購入申込書を提出する際に申込証拠金という金額を支払うことがあります。
この証拠金は、自分が本当に購入意思があることを示すために売主に支払うものです。
一般的には1万円から10万円程度です。
ただし、この証拠金は単に売主が自分のものとするわけではなく、実際に売買契約を結んだ際に、手付金や印紙税などの諸費用の一部に充てられることが多いです。