住宅購入時にかかる費用とは
住宅を購入する際には、建物や土地の購入費用以外にも、頭金や税金、諸費用などがかかります。
これらの費用を考慮せずに住宅ローンを組むと、返済計画が崩れる可能性があります。
具体的には、「諸費用」「物件価格」「維持費」という3つのカテゴリーに分けることができます。
住宅購入の諸費用
住宅を購入する際には、物件の価格に加えて、諸費用も考慮する必要があります。
たとえば、3000万円のマンションを購入する場合、約240万円から300万円程度の諸費用が必要となります。
これらの諸費用は基本的に現金で支払う必要があります。
物件価格について
一般的に、住宅ローンを利用する場合、物件価格の10%から20%を頭金として現金で支払います。
残りの金額は分割払いで返済する形になります。
維持費について
住宅を購入した後は、定期的な維持費がかかります。
一戸建てやマンションの場合、固定資産税や都市計画税などの共通維持費があります。
また、一戸建てとマンションではその他の維持費が異なることもあります。
住宅ローンを組むための貯金額
住宅を購入する際には、さまざまな費用が求められます。
例えば、マンションの場合、毎月の修繕積立金が必要です。
新築の場合は月額約5,000円から6,000円程度ですが、築20年を超えると月額約2万5,000円程度になる場合もあります。
また、車を購入し、駐車場を借りる場合にも、年間20万円から50万円程度の費用がかかります。
一方、一戸建てを購入する場合は、将来の修繕やリフォームに備える必要があります。
具体的なプランは、自ら作成する必要があります。
例えば、外壁塗装の場合は、物件の広さによって費用が異なります。
都会と比べて田舎で建てる場合、費用は高くなる傾向にあります。
住宅ローンを組むためには、住宅の種類によって必要な貯金額が異なります。
マンションを購入する際には、頭金と諸費用が必要です
新築マンションを購入するためには、価格が3,000万円の場合、さまざまな諸費用がかかります。
これには、登記費用や手数料、契約書作成費用などが含まれます。
また、物件の種類や地域によっては、ローン手数料や仲介手数料なども必要となる場合があります。
さらに、頭金も必要です。
一般的な頭金の割合は平均で16.3％です。
つまり、価格が3,000万円のマンションを購入する場合、頭金と諸費用を合わせると少なくとも730万円が必要です。
参考ページ：中古住宅購入流れ 住宅ローンを組む時貯金は必要？頭金の目安を解説
ただし、物件の価格やローン条件によっては、1,000万円以上の頭金が必要となる場合もあります。
ですので、マンションを購入する際には、価格以外の諸費用や頭金にも注意が必要です。
事前にしっかりと計画し、必要な費用を把握しておくことが重要です。